朝は食事より睡眠
言い訳をするのは見苦しいかもしれないけれど、残業して23時くらいに帰宅して、その時間に夕飯を食べるとですね、どうなるかわかりますか。
めちゃくちゃ太ります。
わたくし昨年の冬から今年の夏にかけて、半年ほどそんな生活を続けていたのですが、なんと驚異の78キロを叩き出しました。(before65キロ)
酒も飲まないのに健康診断では肝臓の数値がすこぶる悪く、これは脂肪肝の疑いではと。確かに腹回りが大きく成長していました。
そこで僕は妻に告げたのです。
「これ以上太ったら体に悪いから仕事やめるわ」
「夜中に夕飯をたべるのをやめて」
そんな……!
妻の手料理を食べずして寝られるわけがないじゃないか……!
と、言ったところで次の日から帰っても夕飯がどこにも見当たらなくなり、絶望いたしました。
このままではいけない。とにかく、夕飯を食べるためにダイエットをしなくては。
(職場でコンビニ弁当とか食べればいいじゃん!とお考えのアナタ!おっしゃるとおり!だがしかし、それはそれで太るのだよ)
そこで僕が始めたダイエットが「上司への抗議」です。
残業仲間のY君と徒党を組み、「これ以上残業が続いたら倒れるのでもう勘弁してもらえませんか」と抗議。
「倒れる前に仕事を終わらせればいいんじゃないか?」
ごもっとも。いやちげえわ。
業務量過多を見直してくれ。
「北澤君とY君以外は皆定時で帰ってるだろう」
もちろんです。
僕たちが他の方々の仕事もやっているんですから。
くそ……!
何が「働き方改革」だ!
定時で帰れる人は確かに増えたが、その分、誰かにしわ寄せがくるというのがわからないのか!そうだよ俺にだよ!俺の働き方は改革されてねーよ!
と、少し思いましたがすぐに忘れて、夕飯抜きの残業生活に戻ったのです。
するとあら不思議、みるみる痩せていく。
(朝も食べないので1日1食生活ダヨ)
こうして10月には67キロまで無事に痩せることに成功しました。
しかし決して良い痩せ方ではないので、なんか「やつれた」ように見えるらしい。さすがに上司も焦ったか、業務分担の見直しが行われ、僕も定時で帰れる日が増えてきました。
Y君はというと、定時で帰ると寄り道して行きつけの飲み屋に入り浸るそうで、僕と反比例して激太りしました。
めでたしめでたし。